would like to doがどうしてwant to doの丁寧な言い方なの?
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2023-01-29
ブログ
want to doは「~したい」
would like to doは「~したいのですが」「~したいものです」
と訳して、want to doの丁寧な言い方だと、習いましたね。
wouldは助動詞の過去形で、現在の文なのに過去形を使うのは、
仮定法過去を使っているからです。
仮定法を使うと、現在の事実として「できない」という前提があって、
その上で、「できることならば」という仮定の意味が含まれるので、
譲歩の表現となり、丁寧な意味を持ちます。
こんな話は聞かれたと思います。
では、なぜlike to do「~するのが好き」が「~したい」になるのでしょう?
それは、like doingとlike to doの意味の違いにあります。
この二つは、どちらも「~するのが好き」と習いましたね。
でも、表現が違うということは意味の違いがあります。
like doingは「(いつも変わらず)~するのが好き」なのです。
それに対して、like to doは「(今だけ)~するのが好き」なのです。
友だちの家に行って、おいしそうなケーキがあるのを見つけて、
つい、I like to eat cake.と言ったら、「今食べるのが好き=食べたい」
の意味になってしまいます。
I like eating cake.なら、一般論ですから、
相手も、Oh, do you? So do I.「あら、そうなの? 私もよ」で済みます。
でも、I like to eat cake.と言ってしまったら、友達は出す気のなかったケーキを
出さないといけない羽目になるかもしれませんね。